(C) Soyuz/Fregat and Glavkosmos team

気象・海象観測衛星「WNISAT-1R」打ち上げ成功

海氷観測や台風・火山灰の立体観測を行うウェザーニューズ社の衛星、アクセルスペース社と共同開発

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  • 民間気象情報会社ウェザーニュース社2機目の衛星/li>
  • 北極海の海氷情報を取得、船舶の安全運航に必要な情報を提供する
  • 日照条件に左右されない観測方法の確立、台風や火山の噴煙観測にも挑戦する

気象・海象を観測する超小型衛星「WNISAT-1R」が、2017年7月14日にカザフスタンバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。同日22時24分頃(日本時間)日本上空を通過する際に信号の受信に成功、初期運用を開始している。

「WNISAT-1R」は、気象情報を提供する株式会社ウェザーニューズの2機目の衛星。2014年からアクセルスペース社とともに開発を進めていた。計6台の光学カメラが、船舶の安全運航に必要な海氷情報を収集する。現在観測に使用している気象衛星と組み合わせることで、よりきめ細やかな情報を提供していくという。

「WNISAT-1R」はさらに、2つの挑戦を行う。

ひとつめは日照条件や天候に左右されない観測方法の確立。GNSS衛星からの反射波を用いて氷と海水面の判別や海氷の分布状況の評価実験を行い、曇りの日や夜間でも海氷の分布を把握する。
もうひとつは、台風や火山の噴煙観測だ。従来の気象衛星が行う台風の広がりや火山灰の拡散状況の撮影だけでなく、移動しながら撮影するステレオ撮影にり雲の高度や噴煙の到達高度を割り出す立体観測に挑戦するという。

ウェザーニューズ社は、1970年に海難事故を経験した石橋博広氏が、海洋気象の専門会社として創業した。「船乗りの命を守りたい」という想いが、今回の衛星プロジェクトにも受け継がれている。

株式会社ウェザーニューズ ニュースリリース

株式会社アクセルスペース ニュースリリース

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