宇宙ビジネスへの挑戦を支援
団体・コンテストまとめ

宇宙ビジネスに興味があり、始めてみたいが、一歩が踏み出せない。実はたくさんの団体や企業が、宇宙ビジネスのサポートをしているのです。支援からコンテストまで幅広くまとめました。株式会社うちゅう坪井俊輔によるコラム第一弾。

この記事は、約23分で読めます。

はじめまして。株式会社うちゅうの坪井と申します。
私は「株式会社うちゅう」の代表取締役CEOとして、宇宙教育をはじめとした教育事業の展開を行っていると共に、新事業として農業分野での活動を兵庫県丹波市において行っております。

ロケットや衛星をはじめとし、宇宙分野における教育を広めていると共に、直近では、宇宙エレベータなどを題材に教材作成・教室運営を行っております。また、農業分野においては、2018年4月、日本アントレプレナー大賞の受賞をいただきました。

今は、誰にでも宇宙を目指すチャンスがあります。宇宙自体が特別なものではなく、これから宇宙がより身近になる時代がグッと近づく中で、このコラムを読んでくださっているみなさまがどのように考え、行動するのかが、チャンスをつかむ鍵となります。私自身も宇宙の教育者の一人として、持てる限りの情報を提供していければと思います。

本コラムでは、宇宙ビジネスへ挑戦したい、興味があるとお考えの方に、その足掛かりとなる団体やコンテストについてご紹介します。主に若手の方々に向けたものとなりますが、ビジネスから留学まで幅広く取り上げました。

ビジネス支援向け

・DMMアカデミー (現状3期生募集中)
https://dmm.academy/

DMMアカデミーとは給料を貰いながら学べるアカデミアである。DMMが手がけている多くの業種に関わりながら、自分で考え行動することで多くの知恵を学び、自分の適性を知ることができる。1期生は僕自身も含め、12名が在籍している, 現在は3期生を募集している。卒業後に、DMMへ入社する、他社へ行く、自分で起業するなどは自由という亀山会長の思いが込められており、通年採用をしている。


・MakersUniversity(3期生として募集終了)
https://makers-u.jp/

次世代のイノベーターを育成する私塾「MAKERS UNIVERSITY」。学生であれば、ジャンルや現在の状況等は一切関係することなしに応募することができる。毎年11月から選考が始まり、講義や議論、メンタリングなどを無償で受けることができる。各分野のイノベーターと共に月に1回のゼミを通じて、新しい世の中を作り出すリーダーを輩出する。

・G1
https://g1summit.com/

G1とは批判よりも提案をに重きが置かれた、日本国におけるダボス会議の存在である。グロービス大学院が運営しており、次世代を担うリーダー層が集い、学び、議論し、日本再生のビジョンを描くための場としてい運営されている。G1サミットをはじめとして、G1経営者会議、G1ベンチャーなど様々な会議が開かれている。

・武者修行(海外ビジネスインターン)
https://mushashugyo.jp/

株式会社旅武者が運営するベトナムホイアンにおける2週間の海外インターンシップである。今までで述べ1000名以上の受講生がおり、きみの「変態」を支援するというコンセプトのもと、学生が全力でビジネスを行う。その活動を支えるのが武者修行ファシリテーターである。彼らは様々な分野における知見を生かし、学生の「変態」を支援する。

・KBB Next
http://www.k-bb.net/

KBB NEXTとは学生起業家輩出プラットフォームである。実際、執筆者も9期生として参加をしているが、ビジネスの立ち上げ及び資金調達に必要なノウハウを知見者の講義を通じて無償で享受してくれる。遠方からの学生に対する交通費の補助がある。今まで様々な起業家の輩出をしており、それら先輩方が今までの起業に関わるノウハウを享受してくれる。

・SUSANOO
https://www.susanoo.etic.or.jp/

SUSANOOとはNPO法人ETIC.×孫泰蔵氏が運営しているソーシャル分野のスタートアップアクセラレータープログラムである。社会課題に参加しており、実際に社会を変革する可能性があるビジネスモデルを有している起業家を対象にメンターのもとアクセラレータープログラムを行う。プログラムは毎週火曜日に行われている。

財団系統

・孫正義育英財団(上記参照)
http://masason-foundation.org/requirements/

シンギュラリティ時代の高い志と異能を持つリーダーを求める、孫社長が会社と関係なく作った財団。返済なし、上限なしの支援を受けることができる。また渋谷CAST内の共同施設INFINITYも利用可能。25才までの年齢制限があるが、財団生には天才小学生等もいて、多様性はとても高い。

・クマ財団
https://kuma-foundation.org/

コロプラ社がクリエイター支援のために立てた財団
クリエイターのための財団として株式会社コロプラの代表である馬場が設立した財団。毎年50名の創作活動に関わる学生が選出され、年間120万円の育成奨学金がクリエイターに支払われる。年間でクリエイティブサイクルとされる「INPUT/学び、OUTPUT/創作活動、OUTCOME/成果発表」の機会を提供する。

政府系

総務省

・異能 inoovation(ICTで破壊する人を支援)
http://www.inno.go.jp/

総務省がICT(情報通信技術)分野における破壊的価値を創造する、奇想天外でアンビシャスな技術課題への挑戦を支援するもので、破壊的な挑戦部門では支援額が最長1年間 300万円まで支給される。ジェネレーションアワード部門はアイデアベースにより、企業と連携し、副賞として20万円や特別賞が提供される。

経済産業省

・飛躍NextEnterprise
https://www.hiyaku.go.jp/

経済産業省及びトーマツベンチャーサポート、JETROの三者で運営される日本全国各地から、高い技術力や優れた事業アイディアを持つ中堅・中小・ベンチャー企業等を募り、選抜された派遣企業がシリコンバレーをはじめとする世界各地のベンチャー・エコシステムの仕組みと活用方法を知ることによって、海外進出に必要な知見と人脈を早期に獲得し、世界の課題解決に寄与するビジネスをグローバルに展開させることを目指すプログラムで、平成29年度はシンガポール、ヘルシンキ・ベルリン、オースティン、イスラエルの5つのエリアに派遣された。

・始動Next(シリコンバレー派遣)
http://sido2017.com/

日本最高のグローバルに通用するイノベータープログラムでシリコンバレーの思い立ったらすぐに実行するを日本国内で達成すべく、「シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト」として経済産業省が実施をしている。日本国内のプログラムを通じて、海外派遣人材を選出し、2週間に渡るプログラムが実施される。アクセンチュア株式会社及びWiLが運営サポートをしている。

情報処理推進機構(IPA)

・未踏スーパークリエイター 
https://www.ipa.go.jp/jinzai/mitou/kinkyou/creator.html

ソフトウェア関連分野で優れた能力を有する若手逸材を発掘・育成することを目的に未踏IT人材発掘・育成事業を情報処理推進機構(IPA)が実施している。特に優秀であると評価したクリエータはスーパークリエイターとして認定を受ける。

ビジネスコンテスト系統

・Tokyo Startup Gateway(東京都主催ビジコン)
http://tokyo-startup.jp/

東京都が主催しているビジネスコンテスト。優勝賞金は100万円で、運営はNPO法人ETICが実施しています。毎年5~6月頃に募集が始まり、7月~10月にかけてセミファイナリスト、ファイナリストの選考が行われる。最終的にファイナリスト10名が最終選考会にてピッチを行う。

・みんなの夢Award
http://www.yumeaward.org/

公益財団法人みんなの夢を叶える会が主催するみんなをワクワクさせ、みんなに夢を与えるすてきな夢に贈られるAWARDで、毎年2月中旬ごろに舞浜アンフィアシアターにて実施がされている。来年度はAWARD9が予定されている。

・学生ビジネスコンテストcvg
https://www.cvg-nikkan.jp/

学生による新事業提案コンテストとして、起業を目指す学生のためのビジネスコンテスト。ビジネス部門、及びテクノロジー部門の2分野にて、実施され、各地域での大会を通じて、全国大会へと進出される。

・Business Contest King
http://www.king-waav.org/

学生向けの宿泊型ビジネスコンテストの実施がされている。初対面のチーム制で、合宿形式でビジネスをチームごとに考える。有識者からのフィードバックも通じて、1週間後の発表会にて各チームのビジネスアイデアを競い合う。

・起業家甲子園・起業家万博(NICT ベンチャー支援センター) 
http://www.nict.go.jp/venture/ec2.html

総務省との共催により国立研究開発法人情報通信研究機構NICTの情報通信ベンチャー支援センターがICT スタートアップとして起業を志す熱意ある学生がビジネスプランを競い合う「起業家甲子園」及び地域発の有望なICT スタートアップがビジネスプランを紹介し、資金調達・販路拡大などのビジネスマッチングを促進する「起業家万博」実施している。

・日本アントレプレナー大賞 
https://kenja-club.com/entrepreneur/2018/

日本アントレプレナー大賞とは、新人起業家のビジネスアイディアの発掘、選考、産業化をサポートをすることにより、次世代のアントレプレナーを創出する基盤、風土を作るために創設されたビジネスアイディアコンテストである。2018年4月に第三回の実施がされた。優勝者は優勝賞金100万円と共に賢者の選択などのTV取材などが存在する。

カンファレンス系

・ICC SUMMIT 
https://industry-co-creation.com/

ICC SUMMIT はIVSとB DASH CAMPと並ぶ3大ビジネスカンファレンス。ICCはIndustry Co Creationの略称で共に産業を作るという意味合いがある。各分野の代表などが集まり、約60ものセッションを繰り広げる。ボランティアスタッフも募集しており、いずれも年2回で京都と福岡にて行われている。

・MakerFaire
http://makezine.jp/event/mft2017/

Maker Faire TokyoはMakerムーブメントのお祭り。「作り」さえすればソフトでもハードでもプロでもアマチュアでも何でもあり。MFTはスタートアップも多い本来のMakerFaireに比べアマチュア感が強く、参加のハードルは低い。海外での開催も多く、日本コミュニティとしての出店もある。

宇宙特化

・宇宙教育プログラム
https://www.tus.ac.jp/uc/

次世代宇宙科学技術者の人的基盤の裾野拡大と構築を目的として理科大主催、大学生限定で行われている。毎年3or4月に募集がかかる。主なプログラムはcansat実習、微小重力実習(実際に体験できる人もいる)、アメリカツアー。予算的には2017年度で区切りのためそれ以降の実施は現時点では不明。

・宇宙ビジネスコート
https://www.bizcourt.space/

宇宙ビジネスをこれから始める人を支援するプロジェクト。技術から経営まで「宇宙ビジネスコーディネーター」と呼ばれるスタッフがサポートする。一般財団法人宇宙システム利用開発推進機構が運営。

・衛星設計コンテスト
http://www.satcon.jp/

衛星設計コンテストは高校生から大学院生までの学生を対象にしたコンテストで、小型衛星をはじめとする様々な宇宙ミッションを創出し、その設計を行う。実際にここを経て打ち上げとなった小型衛星も数多い。H2Aへの相乗り推薦が得られるのも強み。近年はコンテスト以外経由で衛星打ち上げをすることが簡単になったため、活動はやや低調。

・ARLISS
http://unisec.jp/activities/arliss.html

宇宙兄弟でムッタが参加するCANSATコンペのモデルとなった大会。日本の衛星にかかわる研究室はほとんど参加する。国際大会と名乗っているものの、あまり海外のチームはいない。実際にロケットでCANSATを飛ばせるのはほぼこのイベントだけであり、難易度が高いことでも有名。9月頃にアメリカのブラックロック砂漠で実施。

・能代宇宙イベント(CANSAT、ハイブリットロケット、モデルロケットの学生実験) 
http://www.noshiro-space-event.org/

8月上旬、宇宙工学系の全国のサークルが秋田県に一堂に会するイベント。40チーム以上が参加するCANSAT、安全で学生でも可能なハイブリットロケット、火薬タイプのモデルロケットの共同実験を一度に行う。

・伊豆大島共同打ち上げ実験(ハイブリットロケットがメインの学生実験) 
http://izuoshimarocket.wixsite.com/izuoshimarocket

伊豆大島裏砂漠で行われる、大学生によるハイブリッドロケットの打上実験。11月と3月に開催される。他のロケット射場に比べて首都圏に近いこともあり、参加団体は多い。

・種子島ロケットコンテスト(モデルロケット、CANSATの競技大会、種子島宇宙センターで開催) 
http://jaxa-rocket-contest.jp/

CANSAT、ロケット関係では国内唯一のコンテストで種子島の宇宙センターの敷地内で3月に行われる。書類審査で落とされることも多く、種子島の地を踏めないものも多い。ただ、種子島宇宙センター内で躍動する自分の機体を見た時の気持ちは最高。

・加太宇宙イベント(ハイブリットロケット、モデルロケットの共同実験CANSATも開始、3月と9月) 
https://kadaevent.space/experiment/outline/

和歌山県で3月と9月に共同実験を行っている。特に9月はイベントとして地域貢献も同時に行っている。ハイブリットロケットとモデルロケットから始まったが、2018年3月からCANSAT実験も始まった。関西のサークルが多い。

・SPEC(宇宙エレベータチャレンジ、昇降機を200m上り下りさせる、12月) 
http://www.jsea.jp/technology/challenge/000489.html

毎年12月に行われている世界一規模の大きな宇宙エレベータの昇降機の大会。ここで1200m往復の世界記録も誕生した。サークル、研究室、社会人、起業入り混じり、出火もしたことすらある、カオスな大会。ドイツチームがとても強い。youtubeに動画が上がっている。

・ロボコン(大学、高専、ロボット系では一番有名) 
http://www.official-robocon.com/

NHKで放送されるロボット系大会の華。正式名称は「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」。大学ロボコンと高専ロボコンがある。もちろんレベルが高く、世界大会であるABUロボコンの選考も兼ねている。使われる技術もアイデアも他のロボコンに比べると非常に難易度は高い。

・関東春ロボコン(ロボコンの大学1、2年生ver)
https://kantouharurobocon.web.fc2.com/

3月に行われるロボコンの新人戦的な立ち位置のロボコン。学生によって運営されているようで、1,2年生がメインでの実施が多い。

・水中ロボコン(フリーとAUV部門がある、8月)
http://underwaterrobonet.org/jamstec/

8月に行われる水面下のロボコン。フリーとAUV部門がある。
参加している人曰く「モータは使い捨て」で実施されていることが多いそうだ。

・全日本学生室内飛行ロボットコンテスト(有翼、ドローン、9月)
http://indoor-flight.com/

日本航空宇宙学会が実施している学生向けの空のロボコン。9月に開催され、有翼部門とドローン部門がある。鳥人間コンテストよりも控えめなコンテストである。

・全日本ロボット相撲大会(12月)
https://www.fsi.co.jp/sumo/tournament/index.html

相撲なのに、意外にも国際的な大会。youtubeで調べると、海外の動画も上がってる。毎年12月開催。ひっくり返したら勝利であるため、ちりとり型のロボットが多い。


初めの一歩を踏み出すために

いかがでしたか?自分が今挑戦したいチャレンジが見つかりましたでしょうか。
支援団体やコンテストなど、まずは一歩踏み出すことで新たな扉が開けます。

文中にあった「宇宙ビジネスコート」は、挑戦したい人を応援しています。ぜひご相談ください。

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坪井 俊輔(つぼいしゅんすけ)

株式会社うちゅう 代表 坪井 俊輔(つぼいしゅんすけ)

中学2年生の頃、日本未来科学館で宇宙に目覚める。大学に入学後、宇宙工学の研究を専攻として火星探査機ローバのホイール設計の研究に携わる。現在、株式会社うちゅうの代 表として宇宙教育の実践をしている。2018年、日本アントレプレナー大賞受賞。

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